中国俗文学研究会ブログ

中国の近世文学作品を読む研究会、通称「俗文研」です。

2015-01-01から1年間の記事一覧

2015年12月例会

12月19日、東京外国語大学内にて12月例会を行ないました。 今年最後の例会ということもあり、参加者も比較的多く集まりました。 午前は『照世盃』の校勘作業を、午後は注釈検討作業を、それぞれ進めました。排印本にして約3ページをゆっくり読み進めること…

中国古典小説研究会関東例会(2015)・俗文研会員による研究発表

12月5日に早稲田大学戸山キャンパスで開催された中国古典小説研究会で、俗文研メンバーが研究発表を行ないました。発表者と題目は以下の通りです。 千賀由佳(東京大学大学院)「明末清初小説中の白蓮教−『七曜平妖伝』を中心に−」

2015年11月例会

11月14日、東京外国語大学内にて11月例会を行ないました。 なにかとイベントが多く、風邪も流行り始める季節柄、少数精鋭で作業を進めることになりました。

俗文研の刊行物(1995−1998)

会誌『俗文学研究』のバックナンバー紹介です。 『中国俗文学研究』第十五号(1998年10月発行) 元劇『神奴兒』注釈:研究会会読記録 『型世言』に見られる女性像:桑野弘美 元劇「金鳳釵」小考:川島郁夫 略論填詞(続):孫玄齢 『中国俗文学研究』第十四…

日本中国語学会全国大会(2015)・俗文研会員による研究発表

10月31日・11月1日に東京大学駒場キャンパスで開催された日本中国語学会で、俗文研メンバーである山田先生が研究発表を行ないました。 山田忠司(文教大学)「太田辰夫的北京话研究」 31日の午後に行なわれたワークショップ「太田辰夫的汉语史研究」中での発…

2015年10月例会

10月17日、東京外国語大学某研究室内にて中国俗文学研究会の10月例会を行ないました。 今回の例会では清代の白話小説集『照世盃』中の一篇「走安南玉馬換猩絨」の最後の部分を会読。 去年の合宿から読みはじめたこの作品を、ついに読了することができました…

俗文研の刊行物(2000−2004)

会誌『俗文学研究』のバックナンバー紹介です。 『中国俗文学研究』第十八号(2004年12月発行) 秋胡戯妻雑劇注釈:研究会会読記録 『型世言』第十二回「寶釵歸仕女 奇藥起忠臣」語釈:研究会会読記録 元雑劇における官吏像について:平野佐和 俗語随考 老乞…

日本中国学会大会(2015)・俗文研会員による研究発表のお知らせ

来たる10月10日・11日に國學院大學で開催される日本中国学会大会で、俗文研のメンバーが研究発表を行ないます。発表者と題目は以下の通りです。 10日午後:及川茜(神田外語大学)「都賀庭鐘の中国演劇観―徐渭の影響を中心に―」 11日午後:笠見弥生(東京大…

俗文研の刊行物(2007−2011)

会誌『中国俗文学研究』のバックナンバー紹介です。 『中国俗文学研究』第二十一号(2011年3月発行) 曲江池雑劇注釈:研究会会読 泉州の伝統民間芸能 ―古典演劇の上演状況などについて―:川島郁夫 十二支の文化誌:金丸邦三 翻訳論としての『四鳴蝉』 ―中国…

2015年夏合宿

毎年恒例の夏合宿、今年の参加者は13名。 9月6日から8日の二泊三日で、勝沼ぶどう郷の民宿・川口園にて行いました。 お料理のおいしい宿でした。 今回は雑劇『合同文字』を読みました。 一日目:3時チェックイン 4時~6時講読 夕食 7時半~9時半講…

俗文研の刊行物(2013−2015)

中国俗文学研究会は、1〜3年に一号のペースで、会誌『俗文学研究』を刊行しています。 また、金丸邦三先生の編になる注訳本二種も近年刊行されたばかりです。 そんな俗文研の最新の成果をご紹介します。 『中国俗文学研究』第二十二号(2013年4月発行) 望江…

金丸邦三先生追悼

先だって、中国俗文学研究会の生みの親でおられる金丸邦三先生がご逝去されました。 ここに追悼文を掲載し、謹んで会員一同の哀悼の意を表します。 去る2015年4月23日、中国俗文学研究の設立者である東京外国語大学名誉教授の金丸邦三先生が逝去された。数年…