中国俗文学研究会ブログ

中国の近世文学作品を読む研究会、通称「俗文研」です。

俗文研の刊行物(1995−1998)

会誌『俗文学研究』のバックナンバー紹介です。

 

『中国俗文学研究』第十五号(1998年10月発行)

元劇『神奴兒』注釈:研究会会読記録

『型世言』に見られる女性像:桑野弘美

元劇「金鳳釵」小考:川島郁夫

略論填詞(続):孫玄齢

 

『中国俗文学研究』第十四号(1997年3月発行)

元劇『救孝子』注釈:研究会会読記録

馮夢龍における智について:平野佐和

紅楼夢』の男性たち:秋山志保

〈波吒〉のヴァリアントについて:松井利美

変文語彙「怒那」考:金丸邦三

山西旅行日記:秋山志保・阿保聖子

略論填詞:孫玄齢

学会傍聴記(二):守屋宏則

 

『中国俗文学研究』第十三号(1995年12月発行)

元劇『城南柳』注釈:研究会会読

目連変文と孝について:松井利美

紅楼夢』と『紅楼夢』戯曲:持田志保

クランプ著『フビライ汗時代の中国戯曲』について:阿保聖子

学会傍聴記:守屋宏則

 

お問い合わせは東方書店https://www.toho-shoten.co.jp)まで。

日本中国語学会全国大会(2015)・俗文研会員による研究発表

10月31日・11月1日に東京大学駒場キャンパスで開催された日本中国語学会で、俗文研メンバーである山田先生が研究発表を行ないました。

 

山田忠司(文教大学)「太田辰夫的北京研究

 

31日の午後に行なわれたワークショップ「太田辰夫的汉语史研究」中での発表でした。

2015年10月例会

10月17日、東京外国語大学某研究室内にて中国俗文学研究会の10月例会を行ないました。

 

今回の例会では清代の白話小説集『照世盃』中の一篇「走安南玉馬換猩絨」の最後の部分を会読。

去年の合宿から読みはじめたこの作品を、ついに読了することができました。

後半は複数の版本を比べて異同を調べる校勘作業を途中まで行ないました。

 

今月集まれたのは七人と少なめの人数でしたが、集中して議論や作業のできた回になったと思います。

 

なお例会後は、某重大任務を終えた中国語科のほかの先生方と夜更けまで宴席を囲んだとか囲まなかったとか…

俗文研の刊行物(2000−2004)

会誌『俗文学研究』のバックナンバー紹介です。

 

『中国俗文学研究』第十八号(2004年12月発行)

秋胡戯妻雑劇注釈:研究会会読記録

『型世言』第十二回「寶釵歸仕女 奇藥起忠臣」語釈:研究会会読記録

元雑劇における官吏像について:平野佐和

俗語随考 老乞大語彙「背起」釈疑:金丸邦三

金瓶梅』における可能表現の諸相 〈V+不得〉を中心に:川島郁夫

 

『中国俗文学研究』第十七号(2001年9月発行)

破窰記雑劇注釈:研究会会読記録

「陳巡檢梅嶺失妻記」語釈:研究会会読記録

江南旅行記:阿保聖子

元雑劇に見られる裁判鬼戲:大宅利美

通俗文学随想 二人の王安石:山岡武生

旧白話世情小説中の夫婦喧嘩:秋山志保

『型世言』の研究について:桑野弘美

 

『中国俗文学研究』第十六号(2000年2月発行)

薛仁貴雑劇注釈:研究会会読記録

補注 近世語彙<布袋>について:平野佐和

「沈小官一鳥害七命」語釈:研究会会読記録

滑稽表現としての「打」について ―院本・元雑劇を中心に―:阿保聖子

中国音韻学研究会学術討論会への4回目の参加:臼田真佐子

俗語随考 元曲歇後語二則:金丸邦三

論王夫人:秋山志保

 

お求めの際は東方書店https://www.toho-shoten.co.jp)までご連絡ください。

日本中国学会大会(2015)・俗文研会員による研究発表のお知らせ

来たる10月10日・11日に國學院大學で開催される日本中国学会大会で、俗文研のメンバーが研究発表を行ないます。発表者と題目は以下の通りです。

 

10日午後:及川茜(神田外語大学)「都賀庭鐘の中国演劇観―徐渭の影響を中心に―」

 

11日午後:笠見弥生(東京大学大学院)「『初・二刻拍案驚奇』の韻文について」

 

当日会場にお越しの方、よろしければ足をお運びください。

俗文研の刊行物(2007−2011)

会誌『中国俗文学研究』のバックナンバー紹介です。

 

『中国俗文学研究』第二十一号(2011年3月発行)

曲江池雑劇注釈:研究会会読

泉州の伝統民間芸能 ―古典演劇の上演状況などについて―:川島郁夫

十二支の文化誌:金丸邦三

翻訳論としての『四鳴蝉』 ―中国戯曲をめぐる雅俗意識―:及川茜

閩南地方戯曲の成立と現状 ―梨園戯と高甲戯―:三浦久仁子

 

『中国俗文学研究』第二十号(2009年4月発行)

緋衣夢雑劇注釈:研究会会読

補注 元雑劇に見られる方向補語〈起去〉について:平野佐和

紅楼夢』の妾 翳に生きる女性たち―:秋山志保

元雑劇の梅香について:阿保聖子

都賀庭鐘『四鳴蝉』の白話:及川茜

元曲選『趙氏孤兒』における“的”の用法について:山田忠司

 

『中国俗文学研究』第十九号(2007年2月発行)

村樂堂雑劇注釈:研究会会読

『警世通言』第三十一巻 「趙春兒重旺曹家莊」語釈:研究会会読

伽婢子における剪燈新話の翻案の様相:及川茜

道化役と口笛 燕青博魚劇における楊衙内を中心に:阿保聖子

明代閩南南戯と檳槨:三浦久仁子

 

お問い合わせは東方書店https://www.toho-shoten.co.jp)まで。

2015年夏合宿

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毎年恒例の夏合宿、今年の参加者は13名。

9月6日から8日の二泊三日で、勝沼ぶどう郷の民宿・川口園にて行いました。

お料理のおいしい宿でした。

 

今回は雑劇『合同文字』を読みました。

一日目:3時チェックイン

    4時~6時講読

    夕食

    7時半~9時半講読

    懇親会

二日目:8時朝食

    9時~11時半講読

    昼休み

    4時~6時講読

    夕食

    7時半~9時半講読

    懇親会

三日目:8時朝食

    9時~11時講読

    解散

 

輪読形式で進み、作品の半分ほどを読み終えました。

 

休憩時間は近くのワイナリーで試飲したり、名物ほうとうを味わったりと思い思いに楽しみました。

活発な議論は、懇親会の最中まで続きました。